【パネルディスカッション内容】ライフ・ワークバランス EXPO
ライフ・ワーク・バランスEXPO を見てきました。
いいですよね! " ワーク・ライフ "・バランスEXPO という順番ではないところに時代の変化を感じます。
午前中は育児に時間を費やし、午後からの参戦となってしまいました。復職時に振り返るためにも、パネルディスカッションの内容を簡単にまとめておきたいと思います。
今回は、育児がメインというよりも、ライフとのバランスを保つために、ワークをどう進めるか!? という視点です。
【「個」のモチベーション向上で、生産性の高い組織をつくる】
パネリスト:島田慎二氏、中竹竜二氏
◇ 人が劇的な変化を起こすためには何が必要か?
1.没頭感
・没頭感:時間を忘れてのめり込めるもの
2.貢献感
・仲間、人のためになることを感じられるもの
3.成長感
・自己成長を実感できるもの
※ このうち没頭感というのは、次セミナーのパネリストだったユニリーバ・ジャパンの島田由香さんも、パフォーマンスを上げるためのポジティブ思考で話されていました。
◇ 部下の育成は Pull と Push の 2通りしかない
1.Pull(引き出す)
2.Push(押し出す)
この Pull と Push を両端として、教育手法は 4つに分かれる。
《Push》
・Tell
伝える、教える
→ まずは、やり方・進め方を教え、指示する
・Question (Ask)
聞く、引き出す
→ 業務に慣れてきたら、会話を繰り返すことで、部下自身がどう考えているのかを引き出す。間違っていればアドバイスをする。
・Show
見せる、見本を出す、モデルイメージ
→ 責任者がモデルイメージとなることで、何をする必要があるのかを部下に見せる
・Delegate
与える、任せる
→ 部下の熟練度が上がってきたら、業務権限を委譲し任せることで、責任感を伸ばしていく
《Pull》
【参加者からの質問内容 1】
Q:頭の固い年長者へ改革を進めるためには?
A:グロースマインドで接することが必要。「他の企業でくすぶりながら足を引っ張る堅物とは違うはずです。先輩は変われるはずなので、一緒に変えていきましょう!」と語り続けていかなければいけない。
※ グロースマインド(Growth Mind ): 成長すると信じて接する
※ フィックスマインド(Fix Mind ): 変わらないものと信じて接する
最終的にはいなくなると考えて、ポジティブに付き合わないといけない。変わらないと切り捨ててしまうと、敵対することでのしっぺ返しを受けてしまう。
【参加者からの質問内容 2】
Q:モチベーションの源泉がわからない若手への対処は?自発的な行動を引き出せないのが課題。
A:『自発的』の定義を合わせることが肝心。指示した内容をクリア出来ているならば、まずは褒める必要がある。その上で『自発的』な取組の具体例を教える必要がある。
例:)営業の行動KPIをクリアした時点で、その点を褒める。それでも目標に達しないならば、具体的なトップ営業マンの名を指定し、売り方のコツをヒアリングすることを伝える。また勉強すべき内容があるならば、具体的な本や手法を紹介。
〜 次の日記も、別パネルディスカッションをまとめます 〜
新版 リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
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- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
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