【揺さぶられっ子症候群】ベビーカーやチャイルドシートは?
もう 4ヶ月になり息子が寝返りの練習を始めました。肩さえ抜けるようになるまで、あと一歩というところです。少しずつ体も出来てきたのか、高い高いや飛行機ポーズをしても体幹がシッカリしており、楽しんでくれています。
子供を持つようになって知ったのですが、乳幼児のうちは激しい高い高いは “ 揺さぶられっ子症候群 “ を引き起こすため、注意されているようですね。
揺さぶられっ子症候群?
身体を大きく揺する事により引き起こされる、網膜出血、膜下血腫またはクモ膜下血腫を指します。2歳児以下の乳幼児、特に首がすわっていない、頭蓋骨の隙間が多い乳幼児や新生児といった 6ヶ月以下の子がなりやすいとされ、海外でもSBS(Sakenobe Baby Syndrome)と呼ばれます。1970年代に米国で将来が発見されて以降、児童虐待の一つの指標とされ、近年では、日本でも母子手帳に記載されたり、ニュースで取り上げられる事も増えているため、聞いた事がある方も増えていると思われます。
ベビーカーやチャイルドシートは?
では、どれくらいの力でゆすらないように気をつければいいのでしょうか?実際に揺さぶられっ子症候群を引き起こすとされるのは下記のような例です。
- 頭を 2秒間に5, 6回ゆする。
- 身体を10秒間に5, 6回激しくゆする。
- 身体を左右に20分以上ゆする。
- 両手で抱え、急激に持ち上げてゆっくり下ろすを繰り返す。
- 高い高いで空中に赤ちゃんを放り投げてキャッチする。
- 揺りかごに入れたまま強くゆすり続ける。
最後の “ 揺りかごに入れたまま強くゆすり続ける “ というのは、お兄さん・お姉さんのいるご家庭は十分な注意が必要ですね。揺りかご や バウンサーを使うと、子供でも “ 身体を10秒間で 5,6回激しくゆする “ 事が可能となり、揺さぶられっ子症候群へと繋がってしまいますよ!
ベビーカー や チャイルドシート でも、 急停車の繰り返しや、月齢に合わないチャイルドシートの利用などで、揺さぶられっ子症候群を引き起こす可能性があると言います。常識的な範囲を越えた長時間の継続利用(1時間に1度は休憩を!)はしないように気をつけましょう。またベビーカーの Combi HP では、ベビーカーの振動について紹介されているため、そちらの内容も読まれる事をおススメします!
揺さぶられっ子症候群の症状は?
- 意識の低下(急激、ゆるやか、関わらず)する。
- 呼吸のリズムが不規則になる。
- 手脚をピンと伸ばした状態になる。
- 元気がない、虚ろになる。
- 食欲がなくなる。
- 寝続ける。(傾眠状態)
などが症状です。
引き起こす原因に心当たりがあり、いつもと様子が違うと思ったら、直ぐに救急要請をして、医師の判断を仰ぎましょう!!
児童虐待というレッテル、冤罪
揺さぶられっ子症候群は児童虐待から起こる可能性が高いとされ、虐待の中でも死に至るケースが多いです。しかしながら、それは決してイコールではありません!ベビーベッドから誤って落ちた、つかまり立ちで転んだ、などでも発症する可能性があります。
それでも揺さぶられっ子症候群を理由に、両親の虐待が疑われるケースは後を絶ちません。そういった方達は、愛しい我が子が傷ついただけではなく、傷害致死として、意図的な虐待を行なっていたというレッテルが貼られてしまうわけです。
※ 2019年 2月には 日本弁護士連合会にて、国際シンポジウムも開かれています。
幼子を抱える家庭では、揺さぶられっ子症候群 についての心配がつきまといますが、意図的でも事故でも自分の子供、自身への影響は非常に大きいです!
大切な赤ちゃんの成長をしっかりと見守っていきましょうね!